未経験からグラフィックデザイナーに転職したいけど、専門学校や美術大学を出てないと無理だよね…?
私の最終学歴は普通科の高校ですが
現在グラフィックデザイナーの仕事をしていますよ!
特別な学歴や資格がなくても、グラフィックデザイナーになることは可能です。
医療関係の仕事から転職してグラフィックデザイナーになった私の実体験を踏まえ、
解説していきたいと思います。
- 未経験でもグラフィックデザイナーになれるか知りたい人
- 違う業種からグラフィックデザイナーに転職できるか知りたい人
- 具体的にどういった方法があるのか知りたい人
未経験からでもグラフィックデザイナーになれる

結論から言うと、未経験からでも、グラフィックデザイナーになれます。
ただし、厳しい現実をお伝えすると
「簡単ではない」ということと「なってからの方が大変」というのは頭に入れておいてください。
どうしても「未経験」という部分はネックにはなってしまいます。
それでも、「どうしてもグラフィックデザイナーになりたいんだ!」という気持ちがあれば
大丈夫です。乗り越えられます!
ちなみに、私が転職した時の実際のスペックはこちらです…。
最終学歴 | 高校(普通科) |
美術系の部活歴 | なし |
デザイナーの実務経験 | なし |
Illustrator使用経験 | なし |
Photoshop使用経験 | なし |
デザイン系の資格など | なし |
ご覧の通りなんにも持ってませんでしたので、面接では「どうしてもなにがなんでもデザイナーになりたい」ということを熱弁してきました。笑
それでは、実際に未経験からグラフィックデザイナーになる方法を解説していきます。
未経験からグラフィックデザイナーになる方法 3選
方法①:「未経験可」の求人に応募する
1つ目は、「未経験可」で募集している求人を探す方法です。
私もこの方法で医療関係からグラフィックデザイナーに転職しました。
- 給料をもらいながら勉強していける
- 実際の制作現場で経験を積める
- 最短でグラフィックデザイナーになれる
- 【未経験可】の求人自体が少ない
- 転職希望者の応募が多く、倍率が高くなる
入社した瞬間にグラフィックデザイナーの職に就けるので、グラフィックデザイナーになるのに一番近道な方法でもあります!
デザイン会社は即戦力を求める場合が多いので、「実務経験〇年以上」という、「グラフィックデザイナーとしての実務経験があること」という条件のある求人が多いです。
しかし、「未経験可」で応募できる求人もあるので、そこを狙います。
注意点としては、「未経験可」の求人自体がかなり少ないこと。
頻繁に求人サイトで検索して、長い目でみて探してください。
ちなみに、私は1年かかってようやく「未経験可」の求人を見つけました…。
チャンス自体がなかなかめぐってこないですが、求人サイトを頻繁に見て、【未経験可】の求人を見つけたら必ずチェックしましょう!
方法②:独学で勉強してスキルを磨いてから転職する
独学でグラフィックデザイナーになるためのスキルを勉強してから転職する方法です。
具体的には、Adobe illustratorとPhotoshopの操作を学ぶと良いでしょう。
最近は動画などでわかりやすく解説しているものや、初心者向けの入門本などもたくさんあります。
- 採用してもらう確率を上げることができる
- 費用を抑えてスキルを学ぶことができる
- 時間がかかる
- モチベーションを保つのが難しい
- 正解の判断が難しく、不安になりやすい
①と同じく、未経験からの転職にはなりますが、デザインツールが使えるかどうかは大きなアピール材料となります。
重要な判断材料になりますので、採用してもらえる確率をぐんと上げることができます。
「illustratorの操作経験」の条件がある求人にも応募できるようになります。
デザインツールとして「Canva(キャンバ)」もよく耳にするようになりましたが、プロ向けのツールではないのでお勧めしません。
無料なので、デザインツールに慣れる・体験してみるという意味で試しに使ってみるのは良いと思います!
ただ、プロの現場ではほとんど使われないので、将来を見据えて勉強をするのであればillustratorとPhotoshopにを使うようにしましょう。
方法③:デザインスクールに通う
3つめは、グラフィックデザイナーのスキルを学べる養成スクールや専門学校に通ってから転職する方法です。
独学よりも、より本格的に詳しく学ぶことができます。
- 本格的に効率よく学ぶことができる
- 講師やプロのデザイナーから指導してもらえる
- 就職までサポートしてもらえるスクールもある
- 費用が掛かる
- スクールで学ぶための時間を作らなければならない
最近は社会人でも通いやすい「オンライン学習対応」のスクールも多くあります。
デジタルハリウッド | 【公式サイト】https://school.dhw.co.jp/ |
Winスクール | 【公式サイト】https://www.winschool.jp/ |
SHElikes(シーライクス) | 【公式サイト】https://shelikes.jp/ |
オンライン学習に特化したスクールや、就職支援サービスが充実しているスクールなど
特徴も様々なので、自分に合ったスクールを探すことができます。
一方、スクールは料金がかかるので、資金がない場合は難しいです。
グラフィックデザイナーになるために必要なスキルは?
必要な資格は?
特別必要な資格はありません。
「カラーデザイン検定」や「グラフィックデザイン認定資格」という資格もありますが、
なくても全く問題ありません。
持っていないグラフィックデザイナーもたくさんいます。
私も資格はもっていません。
絵が下手でも大丈夫?
絵が描けないとグラフィックデザイナーになれないのでは?と思っている方もいるかもしれませんが、全く関係ありません。
そもそも、グラフィックデザインの業務で「絵を描く」ということがないのです。
また、グラフィックデザイナーは、絵や写真、文字などを組み合わせて「情報をわかりやすく伝える」職業なので、アートや芸術を作り出す職業とは少し違います。
「こうすると見やすい」「人の視線はこのように動く」といったデザインの知識や法則をインプットしていくことで、デザインは上達します。
グラフィックデザインの知識と、絵の知識は全く別のものです。
こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

未経験から転職する上で、知っておくべきこと
さて、ここまでグラフィックデザイナーになる方法について紹介してきました。
未経験からグラフィックデザイナーを目指そうとしている人に「必ず知っておいてほしいこと」についてお話していきます。
①採用してもらうことを最優先に考える
未経験からグラフィックデザイナーの職に就くこと自体が難しい
そのことを必ず理解しておいてください。
デザイナーになってやってみたい仕事を想像すると、わくわくしますね。
でも、今の段階では一旦保留しましょう。
将来こうなりたい!というビジョンを持つことは大事ですが、まずは「グラフィックデザイナーの職につくこと」を目標にしてください。
働き方、働く場所はそのあといくらでも変えることができます。
一度グラフィックデザイナーとして就職してしまえば、こっちのもんです!
未経験ではなくなるので、「実務経験あり」が条件のところにも挑戦できるようになりますよ。
正社員という働き方にこだわらず、まずはアルバイトやパートとしての勤務も選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
②自分が「未経験であること」を理解する
「大きな有名企業」「有名ブランドのロゴ」
これらに挑戦できるようになるのは、プロとしてキャリアを積んでからです。
「未経験」というのは、その業界では「赤ちゃん」と同じ状態です。
歩くこともままならず、言葉もわかりません。
歩き方や言葉を覚えていかなければなりません。
スタートの時点で高い壁が立ちはだかっている状態であることを理解しておきましょう。
就職した後の現実
ここからは、晴れてグラフィックデザイナーになったあとのことを少しお話していきます。
もちろん、「就職できたからおわり!」ではなく「就職してからがスタート」です。
グラフィックデザイナーとして、やっとスタートラインに立てたというだけ。
特に「入社したらバリバリデザインするぞ~!」と思っている方は要注意です。
「デザインの仕事」を任せられるのは、経験を積んでから
就職しても、デザインらしい仕事はすぐにはさせてもらえないと思っていてください。
- 名刺の住所だけを直す
- チラシの一部の色を変える
- 文字原稿の誤字脱字チェック
- 雑用
初めは、このような小さく地味な仕事ばかりです。
「せっかくデザイナーになったんだから、早くデザインの仕事を任されたい…」
そう思うかもしれません。
それでも、与えられた仕事を地道にこなしてください。必ず力になります。
実際に私がデザインの仕事させてもらえるようになったのは、入社して半年近くたってからでした。
さらに、丸投げで1からデザインを任せてもらえるようになったのは1年ほど経ってからです。
同じ時期に入社した同僚は「デザインをさせてもらえなくて面白くない」と半年で辞めてしまいました…
せっかくデザイナーになったのに…と思うかもしれません。
小さな仕事ばかりでつまらないかもしれません。
でも、まだスタートラインに立っただけだと思ってこらえてください。
スタートさえ切れれば、あとは自分の努力次第でぐんぐん成長できます。
常に勉強していかなければならない
2つ目は、入社してからも勉強していかなければならないということ。
教えてもらって、できることが増えていきますが、デザインの職場は忙しいところが多いです。
手取り足取り教えてもらえることばかりではなく、自分で見て学んでいく必要もあります。
先輩の作業をそばで見てみて、デザインのデータを触ってみて、会社の納品物を見て
実際の仕事についてどんどん知っていきましょう。
初めのうちは、とにかく仕事に慣れることとデザインの知識の引き出しを増やすことに力を入れましょう。
勉強方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。
私が新人時代にやっていた勉強法を紹介しています。

まとめ
- 未経験からでもグラフィックデザイナーになることは可能
- 「未経験」の場合は、採用してもらうまでの難易度が高い
- 採用してもらってからも、すぐにはデザインの仕事を任せてもらえない
厳しい現実や、大変なことについていろいろと書きました。
生半可な気持ちでは、途中でくじけてしまうほど険しい道のりかもしれません。
でも、「なりたかった職業」「憧れていた職業」につけるというのは、本当に幸せなことです。
ましてや、自分が「楽しい!」と思える仕事をして、生活していけるなら、それほど幸せなことってないんじゃないかと思います。
「グラフィックデザイナーになりたい!」という強い思いがあれば、きっと乗り越えられます。
あきらめずに挑戦してほしいです。応援しています!