HSP/コミュ障

HSPが会社員デザイナーに向いてない理由 5選と対策【体験談】

HSPが会社員デザイナーになったら大変だった話
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私はグラフィックデザイナーの仕事をしています。

今はフリーランスで仕事をしていますが、会社員デザイナーだったころは苦手な環境が多くありました。

HSPの気質が大きく関係していた部分があり、正直に言うと「HSPさんは会社員デザイナーに向いてないかも…」と感じていました。

そこで今回は、実際に会社員デザイナーとして働いていた時に私が苦手だったなと思うことを紹介していきます。

私は退職してしまいましたが、「こうすればよかった」と今だからわかる解決策や対策も紹介します。

現在会社員デザイナーで悩んでいるHSPさん、これから会社員デザイナーを目指すHSPさんの参考になればうれしいです。

会社員デザイナーが向いてない理由

会社員のデザイナーとして働いていて「HSPにはつらい!」と感じていた環境は以下の5つです。

  1. デザインだけに集中できない
  2. 一度に複数の案件をかかえることが多い
  3. 見られることに緊張してしまう
  4. 社内のピリピリした雰囲気がつらい
  5. 周りのことを気にしすぎてしまう

詳しく解説していきます。

1.デザインに集中できない

デザイナーとして入社しましたが、デザイン以外の業務も多く、デザインだけに集中することができませんでした。

HSPさんは、マルチタスクが苦手なことが多く、いろいろなことを同時に進めるのが苦手です。

特に私が苦手に感じていたのは、電話対応です。

デザインをしながらも、電話がなれば対応する…。
そのため、なにがなんでも自分の作業は一旦中断しなければなりません。

電話が終わったら元の作業には戻れますが、その切り替えもうまくできずに、なかなか自分の仕事に集中できませんでした。

電話対応自体にも苦手意識があったので「電話が来たらやだな…」と常に恐怖心を抱いて仕事をしていました。

2.一度に複数の案件をかかえることが多い

基本的には、一人で複数件の仕事を抱えて並行して進めていきます。

自分が対応できる個数ならこなせるのですが、繁忙期などはキャパオーバーになってしまうこともありました。

そんな時に限って、修正対応が重なってしまったり、納期の変更があったり…。

HSPさんは、人に迷惑がかかると考えてしまい、相談するのが苦手な人も多いです。

さらに、複数の案件を抱えるということはマルチタスクも必要になるのでHSPにとってはつらいポイントでした。

上司や先輩が気にかけてくれましたが、「迷惑がかかるし、自分で頑張ってやらなきゃ」と思ってしまい、なかなか自分から相談することができませんでした。

3.見られていると実力を発揮できない

会社員の場合、デザインから確認、納品までを一人で行うことはありません。

デザインが出来たら、お客さんに出す前に上司や営業担当に確認をしてもらう必要があります。

私のデスクに集まって、営業さんから「ここをもっとこうして」「ここはこうできる?」などと指示を受けながら、その場で私が作業するということも多くありました。

(人に見られていると緊張していつも通りにできない…!!!!!

さらに、私の席はデザイナーの先輩から常に画面が見える位置でした。

先輩がすぐにミスに気づけるように、私が相談しやすいようにと配慮をしていただいた結果の席配置だったのですが…

HSPさんは、人に見られていると実力を発揮できなくなってしまう人が多いです。

いつも見られている…!ということがプレッシャーになってしまっていました。

4.社内のピリピリした雰囲気がつらい

デザインの仕事は納期に追われる仕事です。

そのため、納期が迫ってきたり、繁忙期になると社内全体がピリピリしたムードになります。

HSPさんは、周囲の感情や雰囲気を敏感に感じ取ってしまうので、ピリピリした中にいるのが苦手な方が多いです。

まわりから聞こえるため息、愚痴などにも疲弊してしまっていました。

5.周りのことを気にしすぎてしまう

会社はチームとして仕事をするので、自分のことだけ考えていればいいというわけにはいきません。

ですが、HSPさんの場合は、周りのことを気にしすぎてしまうことが多いです。

気にしなくていいことまで、気になってしまいますよね。

私は、周りの人の仕事の進捗を気にしすぎてしまっていました。

私がいた会社は各自のパソコンから、社員全員のスケジュールや、作業ごとの進捗が確認できるようになっていました。

「●時から●時までA社のデザイン作業」というような自分のスケジュールのほか、持っている案件の納期や、進捗も入力することになっていました。

誰が今何をしているのか、進捗、納期といろいろと確認できるので便利なのですが、私にとってはそれが不安要素の一つになっていました。

全員が確認できるということは、他の人の担当する仕事の進捗も見えるということ。

「この案件、明日納期なのにまだ全然進んでないの大丈夫なのかな…」
「来週入る新しい案件の担当に私の名前が入っているけど、何も聞いてないぞ…」

知らなければ不安になることもないのですが、「気にしすぎてしまう」「気づきすぎてしまう」というHSPの気質が裏目に出てしまっていました。

対策できたと思うこと

私は、苦手な環境へのストレスを抱えすぎてしまい、結果的に体をこわしてしまいました。

会社員をやめた今だからこそわかることですが、いろいろと対策できることはあったなぁと感じます。

苦手ということを打ち明けてみる【ワガママになる】

身体をこわして、もう退職するしかないというときに初めて上司に「HSPである」ということと「つらい環境がたくさんあった」ということを打ち明けました。

上司は、HSPという言葉を初めて聞いたと言っていました。(HSPというものが今ほど浸透していない頃でした。)

そして、「そんなに悩んでたなん全然わからなかった。もっと早く言ってくれれば対策してあげられたのに…」と。

私は勝手に「私の問題だから、自分が我慢するしかない」と思っていましたが、それは違いました。
もちろん仕事なので、あれやだ、これやだ、とワガママを言っていいというわけではありませんが、HSPさんの場合はもうすこしだけワガママになってみてもいいのではと感じます。

「電話対応するとデザインに集中できない」とか、「席の配置を相談したい」とか…。

とりあえず新人だから電話対応もやらせてみた

電話とデザインの両立ができず、肝心のデザインの作業が進んでいない

それなら、電話対応は別の人に任せよう

相談していれば、案外すんなりと解決へと向かったのではないかと思います。

自分の仕事だけに集中する【無関心になる】

社内の雰囲気でも周りの進捗でも、私は「他の人のこと」を気にしすぎていたと思います。

HSPの特徴として、「周囲の変化に気づきやすい」「情報を深く処理する」などがあります。
そのため、HSPさんが周りのことを無意識に気にしてしまったり、余計なことを考えてしまうことはよくあることです。

でも、仕事の場合は、人のことは「私は関係ない」と多少無関心で嫌なヤツになっても全然良いのではないでしょうか。

多少無理矢理ではありますが(笑)

人の仕事の納期が迫っていようが、気にせず自分の仕事に集中していて良かったと思います

・新人の私にできることはなにもない!
・納期が迫ってて大変そうだけど、先輩なら大丈夫だろう!
・この案件について聞いてないけど、近くなれば連絡があるはず!

すべて割り切ってしまえば、もう少し楽な気持ちで仕事ができたはずです。

まとめ

HSPである私にとっては、会社員デザイナーは苦手な環境がたくさんありました。

でも、デザイナーという職業はHSPさんにとっては長所を生かせる仕事だと思っています。

短所を克服するより、短所を受け入れながら長所を伸ばしていけたら、HSPさんももっと会社での仕事がしやすくなるのではないでしょうか。

HSPという言葉が浸透してきた時代だからこそ、相談もしやすくなってきたと感じます。

がんばって自分を大切にしていきましょう。

ABOUT ME
すずや
グラフィックデザイナー。時々イラストレーター。 現在はフリーランスでお仕事をいただいてます。HSP。コミュ障。 未経験からデザイナーを目指した時のこと | 経験ゼロからの会社員時代 | 準備ゼロでフリーになってしまったときのこと などを発信しています。